
基本モチーフはダブルドージェであり、「秘められた力を引き出す鍵」という意味を持っています。他にも和を感じさせるデザインも多く、それぞれのモチーフに意味があるのでそれを意識して作品を見るのもおもしろいかもしれませんね。また、このシャンバラは、レザーリングを作っている数少ないブランドの1つでもあります。
シャンバラのブランドストーリーは、マッズ・コーナップが東洋の神秘性に陶酔し、その魅力をジュエリーとして表現しようとしたことに始まったことは前述しましたが、東洋の文化と西洋の文化が彼の中で出会い、新しいものとして生まれ変わって具現化されたものです。
古来よりアジアで受け継がれてきた技術や 精神性を欧米のフィルターを通すことによって「今」のファッションシーンに合った、妖しく神秘的なジュエリーに仕上げています。
使われているモチーフも、やはり東洋で古くから伝承されてきた深い意味を持つ紋様なんですね。
こうした私たち日本人にもつながっている、アジアの文化と深いかかわりを持つ意匠、そして歴史をその内面に秘めながら、さりげなく、それでいて不思議な存在感を放つシャンバラのジュエリーを身につけることで、私たちがもつ本来の魅力やパワーのようなものにふと気付かされるのかもしれません。